学者はどちらを使っているのか調べたところ、結果は以下のとおりです。[1]
原題:The Great Leap: Driving Innovation From the Base of the Pyramid
訳題:大いなる跳躍―ピラミッドの底辺から起こすイノベーション
著者:Hart, Stuart L. & Christensen, Clayton M.
出版社:MIT Sloan Management Review
出版年:2002
種別:論文
原題:The Fortune at the Bottom of the Pyramid
※正式には、The Fortune at the Bottom of the Pyramid: Eradicating Poverty through Profits
訳題:ネクスト・マーケット―「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略
著者:Prahalad, C. K.
出版社:Wharton School Publishing
出版年:2004
翻訳書:スカイライトコンサルティング訳、英治出版刊、2005年
なお、Dr.C.K.Prahladは、「bottom of the economic pyramid」 というフレーズを1999年1月に使っています。[2]
もう1つ、bottom と baseが使われる頻度を調べるため、Factivaというデータベースで検索し、ヒットする件数をみてみました。(下図)結果は、「Bottom of the Pyramid」の用例が3倍程度多いです。
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【 参考資料 】
[1]東京工業大学大学院 社会工学専攻 ノンプロフィットマネジメントコース/公共システムプログラム 国際的社会起業家養成プログラム の データベースよ り。
http://www.soc.titech.ac.jp/~soc-entre/data/intro.htm
[2] http://www.nfdindia.org/lec22.htm
http://www.expressindia.com/news/fe/daily/19990112/01255225.html
その他参考資料
経済産業省資料 『官民連携によるWin-winのBOPビジネス』
「BOPとは、「Base of the Pyramid」または「Bottom of the Pyramid」の略で、所得別人口構成のピラミッドの底辺層を指す。」
http://www.meti.go.jp/policy/external_economy/cooperation/bop/pdf/bopbusinesstoha_0101.pdfNikkei BP
『BOP(base of the pyramid)~経済システムの外側にいた低所得の40億人』(2010/1/22)
「BOPとはbottom of the pyramid(ピラミッドの底)の略。開発途上地域にいる低所得者層を意味する。所得別人口構成をグラフ化した時に、下から低所得者層(BOP層)、中間層、富裕層を積み上げたような三角形が出来上がるため、ピラミッドという表現を用いる。ただしbottom(底)という表現が差別的であるという観点から、最近ではbase of the pyramid(ピラミッドの基盤)と表現することが多い。」
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100122/206703/
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