■ニュース
1.海底光ケーブル(1) 2009年7月12日、The East African Marine Systems (TEAMS) [1] は、UEAのフジャイラからケニアのモンバサまで海底光ファイバーケーブルを敷設した。全長4,900km。
(2) 2009年7月23日、別のケーブルシステムとして、SECOM社 [2] がインド-東アフリカ諸国-フランス・マルセイユをつなぐ海底光ファイバーケーブルを敷設した。全長17,000km、伝送効率 1,28 Terabits/秒。沿岸国(南アフリカ、モザンビーク、マダガスカル、タンザニア、ケニア、ジブチ、エジプト)まで届いているので、将来は内陸国(ウガンダ、ルワンダ他)に延長することになる。
ビデオ-1: Seacom in Africa(2009/08/26登録)
・ケニアの野生動物研究者は、象にGSPをつけて動きを監視できる。
・ルワンダの田舎の医者は、町の医者に聞きながら遠隔治療ができる。
・タンザニアの学生は、米国のMITの授業を受講できる。
図1:ケーブル配線図と距離 (図をクリック→拡大)
2.ルワンダ
(1)インターネット・バス
ビデオ-2: Internet bus for Rwanda 写真とビデオ
(BBCにアクセスして、ビデオをご覧下さい。 ←----クリック)
・インターネット・バスが巡回するようになった。
・電気がない奥地でも体験できる
・1ヶ所に1週間程度滞在する。
(2) OLPC (One Laptop per Child) [3]
ビデオ-3: One Laptop Per Child (2007/10/04登録)
・価格:200ドル弱
・多少の水、埃、振動に耐えられる。テキストを読むだけなら24時間起動。
■解説
1.海底光ファイバーケーブル
アフリカ全域のケーブルは、この図のようになる。
図2:2010年のインフラ (図をクリック→拡大)
2.途上国向けに廉価なPCを提供するプロジェクト
・LTPC以外にも、Intelが途上国向けの安価なPCを提供している。[4]
・LTPCを持っていれば、電子化された書籍100万冊以上を無料でダウンロードすることができる。[5]
図3:アフリカの普及度
■コメント
・新しい事業を始めるにはリスクを伴うが、成功すれば大きなリターンがある。「The early bird catches a worm」を日本語に訳すと、「早起きは三文の徳(得)」と訳すのが一般的だが、毎日の生活のことだけでなく、「最初に事業を始める者が利益や名誉を得る」という意味もある。アフリカは何でも不足しているが、それは、ビジネスチャンスがあるということである。日本の会社も進出してもらいたい。
・ルワンダの子供達の笑顔は、単にPCもらったというよりは、希望、あるいは自分の可能性が広がったことに対する喜びを表現した笑顔だと思う。[6]
ビデオ-4: Skills: the right to education (2008/12/10登録)
・児童労働、児童売春、少年兵---これはフィクションではなく、現実である。
(注意)give one, get one は2台のPCを買い、1台は自分に、もう1台を発展途上国の子供に寄付するというキャンペーンである。2008年11~12月に米国内で実施されたが、現在は実施されていない。ただし、寄付は受け付けている。
■参考資料 & URL
[1] http://en.wikipedia.org/wiki/TEAMS_%28cable_system%29[2] http://www.seacom.mu/index2.asp
[3] http://laptop.org/en/
[4] http://www.classmatepc.com/
[5] http://www.xconomy.com/boston/2009/10/24/internet-archive-opens-1-6-million-e-books-to-olpc-laptops/
[6] http://www.telegraph.co.uk/technology/6247728/One-laptop-per-child.html
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