それからわずか4年後の1960年、日本は国連の援助要請に応えて、コンゴ共和国(現コンゴ民主共和国)に医療班を派遣しています。外務省のホームページに次のように記載されております。
コンゴー(レオポルドヴィル)共和国動乱による医療サーヴィスの窮状を打開するため、国連事務総長の要請でWHO(世界保健機関)を経て赤十字国際委員会が同国の援助に乗り出すことになり、昨年七月末、日赤に対しても医療班のコンゴー派遣方要請があった。日赤は経費につき政府の援助を得て、日赤中央病院内科宮本貴文医学博士、同外科荒木洋二博士および外事部員渡辺晃一(通訳)の三氏をコンゴーに派遣した。同医療班はコンゴー到着後赤十字国際委員会によりレオポルドヴィル州北東部イノンゴ地方に派遣され、八月から三カ月間にわたり同地方住民の治療に当った後、十二月始め無事任務を終了、帰国した。http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/bluebook/1961/s36-contents.htm
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/bluebook/1961/s36-2-2-8.htm#8
派遣された宮本貴文医師の回想録を入手しました。当時のコンゴの事情などが詳細に書かれており、歴史的価値がある内容だと考えますので、ご子息の宮本幸夫 慈恵医大教授 のお許しを得て、ここに紹介します。なお、これは1979年~1980年の『水戸医師会報』に掲載されたものです。
本文は 「アフリカのニュースと解説」のタブページ(コンゴ回想録)でお読み下さい。(↓をクリック)
http://let-us-know-africa.blogspot.com/p/congo.html
宮本医師の回想録、全文読みました。素晴らしい資料ですね。MIYAさんが、ブログで発表しようとされた気持ちがよくわかります。長い文章の再録に苦労されたと思います。本当にご苦労様でした。
返信削除私にとって、この回想録に書かれていること全てが驚きの内容でした。多くの人に読んで頂きたく、デジタル化しました。先生に紹介して頂いたので、「アフリカ留魂録」からのアクセス数が増えています。ありがとうございます。
返信削除http://africaryu-kon-roku.blogspot.com/2012/01/blog-post_29.html